朝、子供がのんびりしすぎている時。

 

前回のコラムから2週間たったので、
ちょっとおさらい。

前回は、我が家のおっそろしく朝がのんびりな次男について、お話をしました。

そこで、今回は、朝、のんびりしたお子さんに対して、
パパやママが、どういう声がけをすると効果的(かもしれない)か、
あるいは、その際に、心に留めておいて欲しいことを、下にあげていきますね。

 

1)「早く早く!」を連呼しない。
この言葉は、単純に、子供にストレスを与えるだけです。
「早く!」と言っているパパとママも、気分がいいものではありません。

しかも、この言葉を言い続けると、
「早く!」と言われた時のみ、「早く行動する子」になってしまう可能性があります。

とはいえ、「早く!」という言葉って、本当に言ってしまうんですよね。
わかります、気持ちはよーくわかるんです。
でも、そこを何とか耐えてください。

 

2)あいまいな指示はださない。
小さな子供に、「行く準備をしてね!」と、あいまいな言葉がけをしても、
彼らは理解できません。特に朝は。
そこで、子供に何かして欲しいときは、「ジャケットを着てね」「靴をはいてね」と、具体的な指示を与えることをおススメします。

 

3)複数の指示をいっぺんにださない。
「ご飯食べたら、歯をみがいて、コート着てね!」と言ったような、
複数の指示を子供に出しても、子供は、ほぼ理解できません。
子供に指示を与えるときは、1つずつ。シンプルな文章で伝えてください。

 

4)「大事なこと」は、大人と子供とでは違う。
あなたにとって大事なことでも、子供はその価値を理解できないことも多いです。
反対に、大人のあなたにとって、「そんなこと・・・」と思えることでも、
子供にとっては、えらいおおごと、ということも。

例)「ママは朝の会議に遅れたら大変だって言ってるけど、
僕だって、今この塗り絵を終わらせることが大事なんだ。」

 

あと、これは声かけとはまったく関係ないのですが、最近は、
私自身も、以前より早めに起きるようになりました。
夫も、朝早く起きて、同じ敷地内にあるジムに行くようになり、
夫婦そろって、朝の時間をいつもよりもゆっくり過ごせるように。

それにあわせて、子供達も、いつもより10分だけ早く起こすようになりました。
彼らはいつも、朝ベッドから出てくると、ソファで目が覚めるまで、
ボーっとするのですが、10分早く起こすことにより、
この「ボーっとする時間」も少し長めにとれるようになり(数分ほどですが、これがけっこう違うらしい)、
その間に、機嫌もけっこうよくなって、色々協力的になります。

みんなが忙しい朝って、本当に毎日が戦いですよね。

だからこそ、朝からイライラはしたくない。

上であげたことを実践したからといって、
いきなり子供の聞き分けがよくなるわけでもないし、
あなたのイライラが100%なくなるわけでもないですが、
トライしてみる価値はあると思います。

眠い目をこすりながら、今日も頑張りましょう!

文:Maiko Murray
海外在住女性対象のライフ・キャリアコーチ。
また、海外に暮らす日本人ママを対象に子育てコーチとしても活動中。
スカイプによる個人コーチングも行っています。
連絡先はmaiko@maikomurray.comまで。
ウェブサイト:www.maikomurray.com

うちの子は、朝なぜダラダラするのか。

タイトルの「うちの子」は、まさに、私の子供達です^^;

 

特に、最近の、次男4歳のダラダラっぷりは、表彰ものです。

 

思うに、私や夫が、

「今日は朝からやることがたくさんあるから、スムーズになるべく早く家を出たい」
と、思ってるときに限って、子供達は、

いつも以上に、ゆっくり朝食を食べ、
いつも以上に、のんびり着替え、
いつも以上に、念入りに歯を磨く

のは、なぜなのでしょう?(涙)

 

今朝なんて、すべての用意を終え、あと数分で出発だ!という時に、
次男が「お城の絵を描きたい」と言い始めました(涙)

 

しかし、ここで「ダメだ」と言ってしまっては、余計に次男を怒らせ、
学校に行くのがますます遅れてしまいます。

 

自分がイライラするのも嫌なので、こういう状況になった時には、次男には、

「わかったよ。だけど、もうすぐ学校に行く時間だよ。
君の持ち時間は、2分。2分でお城を描きなさい。用意スタート!」

と提案をします。

 

次男も、ゲーム感覚なのか、ものすごい早さで絵をかきあげます。
それで、面白いなと思ったのが、
たとえ2分で全てを描き終えなくても、次男的には満足するということです。

「続きは、帰ってきてから描くねー。」

と、そのあとは、普通に学校に出かけていきました。

 

その様子をみて、

「朝の時間って忙しいから、ついつい子供達を急かしがちだけど、
ほんの数分、こうやって子供のやりたいことに付き合うだけで、
ご機嫌よくなってくれるんだなぁ」

と、つくづく思いました。

とはいえ、朝の忙しいときに、お子さんがのんびりしていたら、
親としては、焦る時もありますよね。

次回は、朝ダラダラする子供達への声がけや、
パパママにおぼえていてほしいことについて、お話します。

文:Maiko Murray
海外在住女性対象のライフ・キャリアコーチ。
また、海外に暮らす日本人ママを対象に子育てコーチとしても活動中。
スカイプによる個人コーチングも行っています。
連絡先はmaiko@maikomurray.comまで。
ウェブサイト:www.maikomurray.com

子供とストレス

大人がストレスを感じるように、子供だって、ストレスを感じます。

「え!?だって子供は、学校に行って、ご飯食べて、
遊んで、寝てるだけじゃ・・・。」

いえいえ、小さな子供だって、家族やお友達や学校といった外的要因が、
ストレスになることもあるし、時には、自分自身でストレスを生み出す
(例えば、自分が思い描いているように、ボールを蹴れないとか)こともあるんです。

 

また、最近の子供達は、とても忙しいです。
学校に、習い事に、お友達とのプレイデイトに・・と、
売れっ子アイドルのような毎日を送るキッズもいます。

私達親も、無意識のうちに、「よかれと思って」、
子供のスケジュールを詰め込みすぎることもあります。
しかし、実際、こうした息つく暇もない毎日が、
子供達のストレス要因になることも。

 

これに限らず、ストレス要因には、さまざまな理由が考えられますが、
それでは、子供がストレスを感じているなと気づいた時、
私達親は、どういったアプローチをすればよいのでしょう?

 

1)お家でのんびりする時間をもつ。

忙しすぎる毎日を送るキッズの場合、
まずはお家でゆっくりする時間をつくってあげてください。

家族でのんびりボードゲームで遊んだり、絵を描いたり、
DVDをみたり・・と、お家でリラックスできる時間をもうけてあげてください。

 

2)子供の感情を受け止める。

子供がストレスを抱えて、悲しそうだったり、
怒ったり、イライラしている時には、
「あなたが今こんな感情だということに、パパやママは気づいているよ」
と伝えてあげてください。

子供のストレス要因が、子供自身で解決できそうな場合は、
そのまま見守ってあげてください。

と同時に、
「もし何かあったら、パパとママがいつでも側にいて、サポートするからね。」
というメッセージも伝えてあげてください。

 

3)子供に選択権を与える。

例えば、家族でこれから見るDVDを子供に決めさせたり、
どんなゲームで遊ばせるか等々、時々子供に選択権を与えてください。

「私は、自分で選択し、自分で決めることができる」という自信が、
自己肯定感をアップさせ、ストレスを軽減する役割を果たすこともあります。

 

4)両親自身が、ストレスとうまく向き合っているところを見せる。

両親が、ストレスに落ち着いて対処しているところを、
子供に見せてあげてください。

ストレスを感じていても、叫んだり、怒鳴ったりすることなく、
冷静に対応している両親をみることで、子供も、それを真似するようになります。

 

そして、とっても大事なこと。

それは、

笑うことです。

家族全員で、いっぱい笑う機会をつくってください^^

 

文:Maiko Murray
海外在住女性対象のライフ・キャリアコーチ。
また、海外に暮らす日本人ママを対象に子育てコーチとしても活動中。
スカイプによる個人コーチングも行っています。
連絡先はmaiko@maikomurray.comまで。
ウェブサイト:www.maikomurray.com

子供への怒りが爆発しそうになったとき。

どんなに愛する我が子でも、ムカっくるとき、ありますよね。

特に、ママ自身が疲れているときなんて、
普段なら、笑って許せてしまうことでも、まったく許せなくなり、
瞬間湯沸かし器のごとく、頭に血がのぼり、怒りを爆発させてしまうことも。

「この子は何度いったらわかるのだろう」
「どうしてダメと言われていることを繰り返すんだろう」
「大したことないことに、いつまでメソメソしているんだろう」
「人をたたくな、とあれほど、言っているのに!!!」

怒りがマグマのように押し寄せ、どっか~ん!!!と爆発!

「いい加減にしなさ~~~~い!!!!!」

怒鳴った瞬間は、気持ちがいいかもしれないんですけどね。
自分のストレス発散にもなるし。

でも、その後で、後悔することも多いと思うんです。

「あーあ、今日も怒鳴ってしまった・・・。泣かせてしまった」って。

誰だって、怒鳴りたくないし、ぷんぷん怒り続けたいわけじゃありません。
誰だって、いつもニコニコママでいたいのです。

 

怒りからは、何も生み出せない

ここで少し考えてみて欲しいことがあります。

あなたのご両親や、パートナーが、もしあなたにものすごく怒っていたとしたら。
落ち着いて、言葉を選んで話すのではなく、感情にまかせて、
ぎゃんぎゃんあなたを責めたてたら。

一体どういう気持ちになりますか?

子供であれ、大人であれ、
相手から怒鳴られたり、一方的に責められたりすると、
人は自分を防衛しようという本能が働きます。

「僕だって言いたいことがあるのに。ママはどうして僕の気持ちをわかってくれないんだ?」
「私だって、理由があって、この行動をしたのに。ママはなんで私の話を聞いてくれないの?」

その結果、あなたの怒りに共鳴するように、子ども自身も怒ったり、
かんしゃくをおこしてしまう可能性が高いのです。

怒りからは、何も生み出せません。

 

怒りの感情は、あなた自身が生み出している。

そして、ここでもう1つ大事なことがあります。

子供が何かあなたの気に食わないことをしたとして、
そこから「怒り」という感情を引き出しているのは、紛れもない、あなた自身です。
あなたのお子さんが、「じゃ、ママ、今このポイントで怒ってね」
と頼んでいるわけではありません。

この点に、まず気づいてください。

 

子供にムカッときた時の対処法

子供にムカっときて、今にも怒鳴りそうなとき、
「どうやって子供に言うことをきかせるか」ということより、

「どうやって、自分自身の怒りの感情を静めることができるのか」
ということに集中してください。

 

まず、あなたの気持ちを落ち着かせる方法を考えてください。

 

怒りがこみあげてくる瞬間が、あなたには分かるはずです。
「うわ、私、今、怒ってるぞ。沸点ぎりぎりだぞ。」
そう感じたときには、

・バスルームに1人になって深呼吸する。
・気分のあがる歌をハミングしてみる。
・シンプルにその場から一瞬立ち去る。

等々、怒りの感情を静める方法を考えてみて、実践してみてください。

 

そして、自分が怒っていると思う時には、絶対何もしないこと。

 

怒りの感情を持ったまま、子供にずんずん向かっていっても、
良い結果はひきだせません。

思い出してください。

怒りからは、何も生み出すことはできません。

今はとにかく、あなたの怒りを静めることが優先です。

 

そして、あなたが落ち着いて話す準備が出来たとき、
初めてお子さんとお話ししてみてください。

あなたのお子さんも、色々理由があったのかもしれません。

何か訴えたいことがあったのかもしれません。

そういった”子供の言い分”も、あなたが落ち着いていた方が、
ゆっくり聞くことができます。

その上で、やってはいけないことをしていたのなら、
「それはやってはいけない」ということをしっかり言い聞かせましょう。

だからといって、あなたのお子さんが、
一晩で突如いい子ちゃんになるわけではありません。

でも、あなたが一生懸命感情をコントロールして、
ポジティブな関係をお子さんと築ければ、
お子さんも、そんな頑張るママをみて、
あなたの言うことをもっと聴くようになるでしょう。

文:Maiko Murray
海外在住女性対象のライフ・キャリアコーチ。
また、海外に暮らす日本人ママを対象に子育てコーチとしても活動中。
スカイプによる個人コーチングも行っています。
連絡先はmaiko@maikomurray.comまで。
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”だから言ったでしょう”

久しぶりの更新になります。
本当に不定期更新で申し訳ございません・・・。

先日、私の個人ホームページに、

”「だから言ったでしょう」の破壊力”

という記事をあげました。

この記事内では、育児に関わらず「だから言ったでしょう。」の一言が、
どれだけ対人関係を悪くするか、という点について話しました。

 

ここでは、”子育てコーチング”がお題目なので、
この言葉が、子供にどんな影響を与えるかについて、
お話ししていきたいと思います。

 

例えば、舞台は公園。

あなたのお子さん、A君は、大興奮で走り回っています。

「そんなに走っていたら、転んじゃうよ」

という、あなたの注意もまったく耳に入っていないよう。

その数分後、ステ~ン!

見事に、A君は転んでしまいました。

「うわぁぁぁぁぁ!!!」

大泣きするA君。駆け寄った、あなたの第一声。

だから言ったでしょう!転んじゃうよって。」

 

はい、ここでストップ!さて、では一緒に考えましょう。

まず、この言葉をいうことにより、どんなメリットがあるのか。
ずばり!

・お母さんの優越感を満たすことができる。

・・・

以上です。

 

では、この言葉をいうことにより、どんなデメリットがあるのか。

・子供は責められていると感じる。
・子供は恥ずかしいと感じる。
・最初にお母さんからの共感を得られないことにより、
「ママは僕のことを理解してくれていないんだ!」と無意識下に感じる。
・そもそも、そんな言葉を投げかけても、状況が改善するわけではない。

 

考えてもみてください。

あなただって、他人の忠告を無視して、何かに失敗してしまった時に、
パートナーや両親、お友達から「だから言ったでしょう。」と言われて、
いい気分にはならないですよね?

大人が言われて嫌な言葉は、子供だって言われたくありません。

確かに、お母さんの言うことを聞かなかったから、A君は転んでしまったわけですけれど、
そこで、「だから言ったでしょう。」といったところで、転んでしまった過去を変えることはできません。

 

「だから言ったでしょう。」をうけて、A君は、
「ママは僕が転んだことを心配するよりも、自分のことを正当化するほうが大事なんだ」
と、無意識のうちに感じてしまうのです。

人は失敗から学ぶもの。子供だって同じです。

次回から、「だから言ったでしょう。」と言いたくなったら、
いったん、そこで深呼吸してください。

そして、誰にとってもメリットにならない、その言葉をお子さんにかけるよりも、
その時のお子さんの感情や気持ちに寄り添ってあげてくださいね^^

文:Maiko Murray
海外在住女性対象のライフ・キャリアコーチ。
また、海外に暮らす日本人ママを対象に子育てコーチとしても活動中。
http://www.maikomurray.com